こんにちは!アメリカでバンライフをしながらロードトリップ中のTomokoです!🇺🇸
旅行をしている時って財布の紐が緩みがちになりませんか?
私は買い物はあまりしないのですが、食事や観光などの現地での体験に関してはむしろ財布の紐を緩くしたい派だったりします。
少しでも安く旅行をする秘訣は、予算の大きな部分を占める航空券と宿泊代をできるだけ抑えることだと思います。
そこで今回は、無料でキャンプをする方法を紹介します!全日程キャンプもいいし、キャンプとホテルを組み合わせることでも抑えられると思います。
ちなみに私は3ヶ月間ほど、普通乗用車でテント泊をしながらロードトリップをしていました。しかも、一回もキャンプ場にお金を払っていません!ある意味3ヶ月家賃なし!もはやちょっとした誇りです。それでは3ヶ月間で得た知識と経験をご紹介していきます。
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アメリカで無料でキャンプをするなら知っておきたいDispersed Campingとは?

アメリカでは無料でテントキャンプすることをDispersed Camping(ディスパースドキャンピング)と言います。
Dispersed Campingをざっくり説明すると、このエリア内(いっさい整備されていません)でキャンプしていいよ!でもキャンプする場所は自分で探してね、ということです。
え!?自分で探す??ってなった方でも大丈夫です。基本的に誰かがキャンプしたであろう形跡が残っていることが多いので大体そこでキャンプすれば間違い無いです。砂漠エリアだとマジで選び放題です。
実際に3ヶ月間やっていた感想としてはエリアによってキャンプする場所探しの難易度がピンキリということです。ユタ州、ネバダ州、アリゾナ州は簡単に見つけやすいですが、ワシントン州やオレゴン州、カリフォルニアは大変でした。こちらは後半で理由とともにお伝えします。
Dispersed Camping(無料でキャンプ)するときのルール
さて、Dispersed Campingのルールがこちらです。
・道路やハイキングコース上ではキャンプしないでね。 ・整備されたキャンプ場からは約1.6km(1マイル)離れたところでキャンプをしてね。 ・ちなみに川や小川からは約30m(100フィート)離れたところでキャンプしてね。 ・28日間の間で連続もしくは断続的に計14日間以上同じ場所でキャンプしないでね。 ・計14日間経ったら半径25miles(40km)離れたところでキャンプしてね。 ・10日以上はあなたの所有物(テント、椅子、テーブル、キャンプファイアーピット、牽引タイプのキャンパーなどなど)を同じ場所に置き続けないでね。 ・ゴミは持ち帰ってね。持って来たものは全部持ち帰ってね。
28日とか、14日とか10日かとか色々書かれていますが、10日経ったら場所移動したら問題ないです!
同じ場所でキャンプしていたら土地や動植物に影響が出るという理由で決められたようです。貴重な地球の環境と動物たちを守るために守りたいルールですね。
無料でキャンプできる場所

無料でキャンプできるのは国が所有する土地になります。一つずつ紹介していきます。
▶︎ BLM
Bureau of Land Manegementの略で、国の所有する土地になります。
アメリカ全土で1,001,000 km2(東京ドームの20,608個分、逆に分かりにくい!)あるそうです。アメリカ自体が大きいですが、国立公園などの周りには結構あります。
特にユタ州はBLMがたくさんあって、テント泊も車中泊ともにとても過ごしやすいです!
もしユタ州にロードトリップに行くのであれば、BLMでのキャンプをお勧めします!なぜなら、キャンプ場との違いは「トイレがあるかどうか」のみだからです。景色は有料キャンプ場と同じように素晴らしいし、公共シャワーがどこにでもあるのでキャンプ代を払うメリットは一切ないと思います。
※時々、BLMにも整備されているキャンプ場があるのですが有料のことが多いです。
▶︎ National Forest
こちらも国が所有している山になります。
アメリカ全土に154個のNational Forestがあるそうです。ユタ州には6個、ワシントン州には7個あります。
▶︎ビーチ
残念ながらあまり見かけないのですが、無料でビーチでキャンプができる場所があります。カリフォルニア州にあります。波の音ともに朝目覚める体験は素晴らしいです。注意点としては満潮などに気をつけてください。ネットで調べられるので調べておくと安心ですね。
無料でキャンプできる場所の探し方

その1.GoogleマップやiPhoneマップ、もしくはGoogleなどの検索エンジンで「BLM near me」「National Forest」で調べる
その2.キャンプする人たち向けのアプリやWebサイトを利用する
口コミで作られているものが多いので実際に行ってみたら有料、誰かの土地だったということがありました。Reviewが複数ある、写真がある場合は信頼できると思います。
▶︎Campendium
こちらは電波の入り具合など細い情報が網羅されているのでオススメです!
▶︎iOverlander
こちらのサイトは一番利用しています。検索機能がとっても、とっても優秀!キャンプ場だけでなく、ロードトリップをしている上でこれが検索できたらなぁというもの(公共のシャワー、バンの排水処理ができる場所など)が検索できる優秀なサイトです。ロードトリップだけでなくバンライフをしている方にもとってもオススメです。見ているだけでも楽しいですよ!
▶︎The Dyrt
こちらにも無料のキャンプ場所の情報があります。個人的には使う頻度は低いですが、有名なサイトの一つになります。
▶︎Free Roam
こちらはバンライフや車中泊の情報の方が多いですが、テント泊ができる場所もあるのでチェックして損はないと思います。
Dispersed Camping(無料でキャンプ)するときの豆知識
- 暗くなってからキャンプ場所を探すのは大変なので、サンセット前には場所を決めてテント設営をする
- 水分、食料は多めに調達しておく
- 電波がないことが多いので、もし何かネットが必要なことがあれば事前にしておくことをお勧めします
- 大自然の中でキャンプすることになるのでヘッドライトがあると重宝する
- 周りに電気などがないので星がとても綺麗に見えます。星座地図があるとより楽しめます。
- ゴミ袋もお忘れなく!何も残さないのがDispersed Campingのルールです。
- トイレ時に穴を掘らなきゃいけないのでスコップがあると便利(私はその辺に落ちている枝を使ったりしていますが)
- トイレ時のトイレットペーパー処分のためにジップロックがあると便利
キャンプ用品を現地で格安で手に入れよう
日本からキャンプ用品を持ってくるのもいいですが、荷物になるなぁという方はぜひこちらの記事を参考にしてみてください
びっくりするくらい安くで全部揃えられます!
3ヶ月間Dispersed Camping(無料でキャンプ)してみての本音
ワシントン州、オレゴン州でのDispersed Campingはなかなか大変でした。なぜなら、できる場所があまりないです。あっても最寄りの町からが遠い。そして、無料のエリアないで自分でキャンプする場所を探すのが大変でした。基本的に山の中になるので、キャンプ道具一式を持って探し、探しているうちに暗くなってくるということがありました。大変だった!
ユタ州、ネバダ州、アリゾナ州は最高です!!なぜなら、Dispersed Campingスポットが多くキャンプする場所を探すのが簡単で車の隣でもキャンプができます!ワシントン州、オレゴン州の後に行った時は天国かと思いました。笑 公共のシャワーなどもあり、現地の人も旅人慣れしているのでとても過ごしやすいです。
ロードトリップに出る前は、人生でテント泊をしたことは1回というキャンプ歴ゼロの私でしたが3ヶ月でテント泊が好きになりました。
たくさんの星空のもと、キャンプファイアーをして少し体を温めて波の音を聴きながら寝たり。澄み切ったサンセットを見た後には砂漠の無音の中で絶景の星空ともに寝たり。キャンプ場とは違い、普段の住人のウサギからシカなどの足音を聴きながら寝たりと、とても素敵な体験ができました。
どの州でも、その州でしか体験できないであろうテント泊でした。整備されていない場所でのキャンプになるので、勝手は違いますが、州によってはそこら中に無料でキャンプできるエリアもあるのでぜひ検討してみてください!もっと身近にアメリカの大自然を感じられるのは間違い無いですよ。
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